こんにちは、おおもりかいがんです。
2024年12月に出雲と石見銀山を旅行しました。旅行自体は楽しかったのですが、それと同時に山陰地方には住みたくないと感じました。なぜそう思ったのか。今回はそのことについて書いていきます。
その前に旅行のあらまし
行ったのは12月27日から28日までの2日間。往復ともに寝台特急のサンライズ出雲号で行きました。1日目はサンライズ出雲の終着駅、出雲市駅から普通列車に大田市駅まで乗り、その後はバスで石見銀山に向かいました。石見銀山は中学校の歴史の授業でもちらっと聞いたことがあり、世界遺産に登録されているということで京都のように観光客がたくさんいるかと思いましたが、とても閑散としていました。(まあ年の瀬の寒い時期に行こうと思う人が少ないのは納得ですが、もうちょっといると思っていました。)
2日目は出雲大社に参拝しました。とはいってもストレートに行ったわけではなくまずは併設されていた博物館を見学してから本殿へ参拝しました。出雲大社が古代から立派な社で存在していたこと、でも何回も柱が傾いて倒れそうになってきたことなどが興味深いと感じました。その後は参拝を済ませて、旧・JR大社前駅にも行ってみました。廃駅跡もよかったですが、その近くにあったお蕎麦屋が出汁と麺共に絶妙なバランスでとても美味しかったので、もし出雲に行かれる方がいればおすすめです。
その後は出雲市駅の周りを散策して、サンライズ出雲号に乗り、東京まで帰りました。
本題。なぜ住みたくないと思ったのか
一言でいうなら刺激が少ないから。確かに旅行で行く分には東京では体験できないような新鮮な発見があってとてもいい経験となりましたが、生活するとなれば話は別です。
出雲市駅が小さい
島根県を人口という観点でみると県庁所在地の松江市のほうが少し多いものの、出雲市もほぼ同じくらいの人口を有しています。今回の旅行でも「出雲市の人口は県でトップ2に多いから栄えているだろう」と思って行きましたが、駅前にあるのは小さい商業施設と東横インなどのホテルばかり。イオンモールは駅の北西に2kmほど行ったところにあったり、他にも有名なチェーン店が点在していたりするので生活には困らなそうですが、なんだか住んでいても東京に慣れた私の価値観ではワクワクするとは思えませんでした。
東京はいろんなイベントが毎日のように行われていて、個性的なスポットもたくさんあります。そのため毎日とは言わなくとも毎週何かしら新しい発見をすることができます。でもそれを出雲では感じることはできませんでした。
大田市はもっとかも
1日目に訪れた大田市は出雲市よりも活気がなく過疎っているように感じました。大田市はほぼすべての特急列車が止まるほど大きな駅です。でも駅から出てみると駅前一等地からすでに住宅街が広がっていました。周りの駅はほぼ利用者が通学の高校生とその他片手で数えられるくらいしかいない小さな駅なのでそれと比べれば大きいと思います。しかし東京23区でこの規模の駅はないので、正直公共交通の限界を感じました。
となわけで
なにはともあれ、いい経験をさせていただきました。今までは日本ならどこに住んでも同じだろうと思っていましたが、今回の旅行でその考えは間違いだとよく思い知らされました。それと同時にインターネット全盛期のこの時代でも現地へ行くことの大切さも実感しました。